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医療AIプラットフォームの第2期試行運用を開始

~今日の問診票with CDS、Antaa QA、LOOKRECと連携したEIRLBrainAneurysmを提供~

News Release

医療AIプラットフォーム技術研究組合(以下、HAIP)は、「AIホスピタル」の社会実装に向けた取り組みとして昨年8月に開始した第1期試行運用に続き、「日本医師会AIホスピタル推進センター(以下、JMAC-AI)」と連携して医療AIプラットフォームの第2期試行運用を開始します。

第2期試行運用は、適用する医療サービスを追加し、協力頂く医師も50名程度と規模を拡大して、JMAC-AIを通して募集を開始しました。

具体的には「医療AIサービス」の社会実装に向けて、下記に示す内容の検証を予定しています。

  • 画像データによる診断補助AIサービスについて、利用者を拡大して医療AIプラットフォームを用いて運用すること
  • 医師以外の入力時におけるAIによる問診支援や、医師による医学情報データベースの参照サービスを、医療AIプラットフォームを用いて運用すること
  • 医師間のコミュニケーションを支援したり、医師等が作成したコンテンツを共有したりするサービスを、医療AIプラットフォームを用いて運用すること

さらにサービス利用者の登録の仕組み、業務プロセスなどについては、第1期試行運用におけるご協力者からのフィードバックを反映してプロセスを改善しており、その検証も行います。

第2期試行運用の概要

第2期試行運用では、下記の4社が提供するそれぞれのサービスを、医療AIプラットフォームを通して医療機関に活用いただきます。

  • 株式会社プレシジョン(以下、プレシジョン)
  • アンター株式会社(以下、アンター)
  • 株式会社エムネス(以下、エムネス)
  • エルピクセル株式会社(以下、エルピクセル)

■第2期試行運用より提供するサービス

  • 今日の問診票with CDS(プレシジョン):診療録作成から3,000疾患700病状の所見、全処方薬情報検索までをサポートするAI問診票
    (製品サイト:https://www.premedi.co.jp/konnichi-no-monshinhyo/)
  • AntaaQA(アンター):登録者3万7000人を超える、地域・診療所を超えた医師同士による質問解決プラットフォーム
    (製品サイト:https://qa.antaa.jp/)

■第1期試行運用より継続して提供するサービス

  • LOOKREC(エムネス):ブラウザのみで稼働することができる100%クラウドベースのDICOM画像閲覧ビューワ
    (製品サイト:https://mnes.life/products/)
  • EIRLBrainAneurysm(エルピクセル):脳MRA画像から脳動脈瘤診断を支援する医療AIサービス
    ※MRA(磁気共鳴血管撮影)はMRI装置を使用して電磁波を当て、脳血管(特に脳動脈)の形態を立体画像化する技術
    (製品サイト:https://eirl.ai/ja/eirl-brain_aneurysm/)

上記サービスにより、読影時の見落とし防止や初診患者のカルテ作成時間の短縮、及び専門医への相談時間の大幅短縮を実現し、医師の業務負担軽減に貢献します。

HAIP、プレシジョン、アンター、エムネス、エルピクセル、及びJMAC-AIの連携イメージ

HAIP、エルピクセル、エムネス及びJMAC-AIの連携イメージ

医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)

■医療AIプラットフォームについて

医療AIプラットフォームは、サービス事業基盤とAI開発基盤で構成されます。そのうち今回試行運用するサービス事業基盤では、高度で先進的な医療AIサービスをメニューとして一元的に提供するポータルサイトを提供し、医療機関等の利用者がこのポータルサイトを介して医療AIサービスを安心・安全に利用することが可能になる重要な基盤となります。これにより医師などの利用者は診断補助AIなど多くのサービスを活用することで、診療現場で患者と向き合う時間を増やしたり、働き方改革などに寄与することが期待されています。
一方、AI開発基盤は、より有益な医療AIサービスを創出させるために、医療AIサービスの開発ベンダーや研究者が外部のデータベースを仮想的に利用し、医工連携や産学連携を後押し、さらなる高度で先進的な医療AIサービスを開発できる環境になります。

■医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)について

内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」課題の中で、2021年4月に本研究に参画する民間企業により設立された厚生労働大臣・経済産業大臣認可による非営利共益法人であり、医療AIサービスの普及・発展に資する業界共通の基盤技術の研究開発を行っています。

理事長:八田泰秀(日本ユニシス株式会社常務執行役員)

事務所:東京都江東区

URL:https://haip-cip.org/

株式会社プレシジョン

■株式会社プレシジョンの製品今日の問診票with CDSについて

同サービスは、医学情報データベース「Current Decision Support(CDS)」を組み合わせた、国内初の本格的なAI診療支援システムです。

  • CDSは著名医師2,000名の協力の元、制作・更新
    3,000疾患700病状の所見、全処方薬情報を掲載している次世代診療マニュアルとして全国で活用されています。
  • 高齢者でも入力可能なUI(ユーザーインターフェース)
    様々なテストを行い、分かりやすくて入力しやすい入力画面に設計しています。
  • 大学病院の60%以上が導入済
    全国250以上の病院・医療機関で導入されている実績があります

■株式会社プレシジョンについて

株式会社プレシジョンは、AIを活用した診療支援システムを開発・提供する企業です。「記憶に頼らない医療を、すべての医療従事者に」というビジョンのもと、2000名の著名医師による次世代診療マニュアル「Current Decision Support(CDS)」や、CDSを組み合わせたAI問診票「今日の問診票」を全国の医療機関に提供しています。

代表取締役:佐藤寿彦(東京女子医科大総合診療科医師兼任/AI研究者)

所在地:東京都文京区本郷4-2-5 MAビル7F

URL:http://premedi.co.jp/

アンター株式会社

■アンター株式会社の製品AntaaQAについて

Antaa QAは、診療科や経験年数、地域の垣根を超えて「日々の診療での困りごと」を共有し、助け合うことができる医師専用のQ&Aプラットフォームです。

■アンター株式会社について

アンター株式会社は、目の前の患者の命を救いたいと願う医師の想いに応えるため、世の中のあらゆる医療をつなぎ、いのちをつなぐことをミッションとし、医師同士の質問解決プラットフォーム「Antaa QA」、医師学会・研究レポートの成果をシェアする「Antaa Slide」、医師向けの学べるオンライン動画「Antaa Channel」などを提供しております。

代表取締役:中山俊

所在地:東京都中央区

URL:https://corp.antaa.jp/

株式会社エムネス

■株式会社エムネスの製品LOOKRECについて

LOOKRECは100%クラウドベースのため、ブラウザのみで稼働することができる専門ビューワを通じて、リアルタイムに医用画像を共有することで、閲覧・アノテーション・レポート作成を可能にし、医師間コラボレーションの拡大を実現することが可能です。

■株式会社エムネスについて

株式会社エムネスは、クラウド上に構築したLOOKRECを活用し、リアルとデジタルの融合した世界で患者が安心して理想の医療を受けられるよう、専門の知識と経験を持った医師や医療関係者がチームで診療出来るサービスを展開しています。

代表取締役:阿部伸一

所在地:広島県広島市

URL:https://mnes.life/

エルピクセル株式会社

■エルピクセル株式会社の製品EIRL(エイル)について

医用画像解析ソフトウェアEIRL Brain Aneurysmは、脳MRA画像から、2mm以上の囊状動脈瘤の可能性がある候補を検出し、医師の読影をサポートするソフトウェアです。

販売名:医用画像解析ソフトウェアEIRL aneurysm

製造販売承認番号:30100BZX00142000

■エルピクセル株式会社について

エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち、医療・製薬・農業分野において画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウエェアを開発してまいりました。医師の診断を支援するAI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」、創薬に特化した画像解析AI「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開しています。

代表取締役:鎌田富久、島原佑基

所在地:東京都千代田区

URL:https://lpixel.net/

日本医師会AIホスピタル推進センター(JMAC-AI)について

現在AIホスピタル研究の一環として、プラットフォーム事業者と連携して社会実装に取り組んでいますが、第2期試行運用においてもAIサービスの適用条件などを検討の上、HAIPに提示したり、また参加医師の募集を行います。
将来的には事業者からの申請に基づき、AIホスピタルシステムを支えるプラットフォーム事業者を審査し、認定する形態を取っていく予定です。
また、利用者およびサービス提供事業者の登録事業も担うことになります。事業の進展やサービスの多様化に伴い、関係者間の取決めや規程などを整理し、データとサービスの利用が円滑に行われるよう登録体制を整えていきます。

本件問い合わせ先

医療 AI プラットフォーム技術研究組合

E-mail:admin@haip-cip.org

株式会社プレシジョン

担当:藤原

Tel:03-6801-5600

E-mail:info@cds.ai

アンター株式会社

担当:広報担当

E-mail:info@antaa.jp

株式会社エムネス

担当:海野(うみの)

TEL:03-6453-0353

E-mail:umino@mnes.org

エルピクセル株式会社

担当:広報担当

TEL:03-6259-1713

E-mail:pr@lpixel.net

AI Hospitalロゴ

HAIPの研究開発の一部は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」課題における受託研究開発費により実施しております。

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