HAIPとは
HAIP概要
組合名 | 医療AIプラットフォーム技術研究組合 (英文名:Healthcare AI Platform Collaborative Innovation Partnership「略称:HAIP」) |
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設立日 | 2021年4月1日 |
住所 | 〒135-8560 東京都江東区豊洲一丁目1番1号 |
組合員(14法人) 2022年10月21日時点 |
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役員 |
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事業内容 | 以下5つの重点開発領域における研究開発。
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組織体制
背景
近年、医療が高度化・細分化されたことにより、医療関係者は、知識・技術を習得するために従来以上に時間を割く必要がある他、詳細な診療情報を記録するために時間を要するなど、負担が過度に増えていることが社会問題化しています。
これらの課題に対応する医療分野のAI技術の活用は、国内外で多くの実例を目にするに至っているものの、個々の企業だけでは対応し得ない業界共通の基盤技術への取り組みについて大きな課題を残しています。
そのような中、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)(※)にて、これらの課題解決のため、医療AIプラットフォームの社会実装に向けた検討を推進しております。
(※)内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP):SIPは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトである。(出展:「内閣府HP」https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo1412/about/index.html)
理事長挨拶

医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」において医療従事者の負荷軽減と高度な医療の実現に向け研究・開発を担ってきた国内企業5社によって2021年4月に設立され、最近企業3社を組合員とし迎え入れています。HAIPは“オープン&クローズ戦略”にのっとり、オープン領域として開発した成果を積極的に公開していくことにより個々の企業だけでは対応し得ない業界共通の基盤技術の研究・開発を行い、医療AIサービスの普及・発展に資することを目標にしています。
医療AIプラットフォームは、様々な医療AIサービスのポータル機能を提供する“サービス事業基盤”と多くの臨床情報、健診情報を活用して医療AIシステムの開発を支援する“AI開発基盤”の2つの基盤で構成され、医療AIの開発・検証から様々な医療AIサービスのポータルサービスまで担う統合プラットフォームです。
またHAIPでは、日本医師会AIホスピタル推進センター(JMAC-AI)と連携して質の高い医療AIの医療現場への提供を推進し、医療AIプラットフォームを通じて、医師と患者さんの心の触れ合う医療が広がるよう、取り組んでまいります。
2021年7月30日
理事長 八田 泰秀
重点開発領域
日本医師会AIホスピタル推進センターとの連携
図:AIホスピタルが切り開く日本独自の医療技術研究開発のエコシステム