HAIPとは

HAIP概要

組合名医療AIプラットフォーム技術研究組合
(英文名:Healthcare AI Platform Collaborative Innovation Partnership「略称:HAIP」)
設立日2021年4月1日
住所〒135-8560 東京都江東区豊洲一丁目1番1号
組合員(18法人)
2024年10月11日時点
  • BIPROGY株式会社(旧 日本ユニシス株式会社)
  • 株式会社日立ハイテク
  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
  • ソフトバンク株式会社
  • 大樹生命保険株式会社
  • 徳洲会インフォメーションシステム株式会社
  • 日本マイクロソフト株式会社
  • 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
  • インターシステムズジャパン株式会社
  • 国立大学法人 北海道大学
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
  • ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
  • 株式会社日本政策投資銀行
  • 学校法人 順天堂
  • 株式会社ライフクエスト
  • セグエグループ株式会社
  • ジェイズ・テクノロジー株式会社
  • 株式会社サウスウッド
役員
  • 理事長:
    八田 泰秀(BIPROGY株式会社 Executive Strategic Advisor)
  • 専務理事:
    宇賀神 敦(株式会社日立ハイテク Chief Engineer)
  • 理事:
    藤長 国浩(ソフトバンク株式会社 専務執行役員)
  • 理事:
    大山 訓弘(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員)
  • 理事:
    梅澤 明弘(国立研究開発法人国立成育医療研究センター 研究所長)
  • 理事:
    尾﨑 勝彦(徳洲会インフォメーションシステム株式会社 代表取締役社長)
顧問
  • 今村 聡:
    医療法人社団聡伸会今村医院理事長
  • 賀藤 均:
    社会福祉法人賛育会賛育会病院院長
  • 佐藤 慎一:
    福島県立医科大学特任教授
  • 渡部 眞也:
    マニー(株) 代表執行役社長
事業内容

医療AIサービスの普及・発展に資する業界共通の基盤技術としての、医療AIプラットフォームの研究開発。

【AI開発基盤】
多くの臨床情報や健診情報などのデータを活用して、医療AIのモデリング支援や、医療AIの開発を可能にします。

【ラボ基盤】
AI開発基盤等で開発されたAI等、利用者視点の外部評価を必要としているものを搭載し、複数の協力機関の医療関係者など、専門的な第三者による、利便性や性能等の評価を可能にする基盤です。

【サービス事業基盤】
様々な医療AIサービスを提供するカタログサイトや、医療AIサービスのコンテナ搭載、様々なデータ連携を可能にするオーケストレーション機能等を有し、医療AIサービスを医療機関等に提供します。

組織体制

組織体制図

背景

近年、医療が高度化・細分化されたことにより、医療関係者は、知識・技術を習得するために従来以上に時間を割く必要がある他、詳細な診療情報を記録するために時間を要するなど、負担が過度に増えていることが社会問題化しています。

これらの課題に対応する医療分野のAI技術の活用は、国内外で多くの実例を目にするに至っているものの、個々の企業だけでは対応し得ない業界共通の基盤技術への取り組みについて大きな課題を残しています。

そのような中、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期(※)にて、これらの課題解決のため、医療AIプラットフォームの社会実装に向けた検討を推進してきました。

(※)内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP):SIPは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトである。(出展:「内閣府HP」https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo1412/about/index.html)

理事長挨拶

理事長

医療AI プラットフォーム技術研究組合(略称HAIP)は、2018 年に第2期SIP「AI ホスピタルによる高度診断・治療システム」にて、医療従事者の負荷軽減と高度な医療の実現をめざし、医療AI の普及に向けた課題解決を担うための「医療AIプラットフォーム」の研究・開発を行うタスクフォースとして立ち上がり、2021 年4 月1日に、技術研究組合法に基づき、厚生労働大臣および経済産業大臣の認可を得て、非営利共益法人として設立されたものです。

HAIPでは、医療にかかわる多くの企業、アカデミア、医療機関などが集い、個々の法人だけでは対応し得ない医療AI の普及・発展に向けた課題解決をめざし、業界共通の基盤技術の研究・開発に取り組んでまいります。

理事長 八田 泰秀

重点開発領域

重点開発領域図

日本医師会AIホスピタル推進センターとの連携

日本医師会AIホスピタル推進センターとの連携図

図:AIホスピタルが切り開く日本独自の医療技術研究開発のエコシステム

エコシステムの形成

将来、さらに個々人のWell-Beingを実現する最適なヘルスケアサービス創出やヘルスケアDXを加速させるため、先進的なAI/セキュリティ技術を活用し、様々なステークホルダーとの協調を通じて健康・医療・介護分野にまでわたるリソース/データ/プロセスを連携させることが必要となります。 こうしたヘルスケアプラットフォームの構築に向け、HAIPはエコシステムパートナーとの連携を強化していきます。

エコシステムの形成のイメージ図